もう一つ指摘したいのがサッシュレスドアを採用している点です。以前から富士重工にはサッシュレスがスポーティーだという思い込みのようなものがあり、現在も採用しています。しかしマイナス点が多く、こだわる理由が理解できません。

　サッシュレスドアは、名前どおり窓枠のないドアで、ガラスをボディ側のゴムに密着させてキャビンの密閉を保つ仕掛けです。ところが、新車時はまだしも、年式が経過す
第Ⅲ草　誰でも自分のクルマがいちばん好き
ドアが下がったりゴムが硬化し、ガラスとの間に隙間が開くこともあります。こうなると風切り音が出て不快に感じます。雨の日には雫が東京 仙台 引越しに入り込んでくることもあります。開けた状態ではガラスの端が見にくく、視力の弱った高齢者には危険でもあります。
　また、枠のあるドアに比べて剛性が劣るためドアを厚くする必要があります。そのため、狭い駐車場での乗り降り時にドアを隣のクルマにぶつけやすくなります。