アクセサリー機能、プレステージ(権勢機能、社会同質化機能、などである。これ以外にも装着における楽さ・軽さ、見やすさなどがあり、さらには換金機能、プレゼント機能、(何かに対する)代替機能などもある。
時には「投げつける」とか「早く帰ってほしいという表現」の機能さえあるかもしれない。 つまり、ひとつの商品は無数の効用で成り立っており、その効用が束になっているものが商品だというわけである。もし、市場(顧客)が求めるニーズを全てとりこんで商品作りをするならそれは訳のわからないものとなるだろうし、それを提供する各企業の商品はまったく同じものとなり、サカイ引越センター企業間の違い(差別)はなくなり、残されるのは価格(競争)以外にない。
したがって、企業は自らの考え方にもとづいてこの多くの効用について「取捨選択」と「ウエイト化・バランス化」をはかるのである。
プレステージ機能とアクセサリー機能を重視した腕時計は高級ブランド時計となるだろうし、手軽さと運動性を重視した腕時計は若者向きのスポーツ・ウォッチとなるだろう。